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やまき心理臨床オフィス 立川

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1型糖尿病の患者様・ご家族のカウンセリング

1型糖尿病患者様の心理的問題について

 1型糖尿病は、すい臓β細胞の破壊によりインスリンが不足し、その発症率は10万に1.5~2.1人/年と言われています。発症は小児期に多いですが、成人発症もあり、生涯にわたってインスリン注射と血糖の自己測定が必要になります。

 生涯にわたってのコントロールが必要な病気であるという現実を知ることは大きなショックであり、それをどのように受け止めたらいいのか、コントロールのために自分の人生の選択肢の幅を狭められてしまったようなお気持ちや色々な悩みが出てきます。 その中でも特に思春期・青年期は自我を確立していく時期でもあり、親に反抗したり、友人関係・学業に悩んだりと一般的な悩みも多く、不安定になりやすいです。身体的な変化も大きく、コントロールも乱れやすいため、摂食障害や不登校などの問題が生じやすいと言われています。

 自己管理が求められる病気である故に、うまく自己管理ができないと「もういいや」となげやりになってしまったり、「自分の責任だし」と自分を責めてしまったりすることもあるかもしれません。

 病気が続く限り、心理的な問題も解決しないと思っていらっしゃるかもしれませんが、病気ではなく自分主体で生きていくことが可能です。自身も1型糖尿患者であるカウンセラーと、話をしつつ、自分の道を進んでいきませんか?




家族の心理について  

 お子様やパートナー、ご両親が1型糖尿患者である場合、ご家族の方は患者様のことが心配でたまらなかったり、コントロールを保つのはご自分の役割だと思っていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 食事や捕食、注射のタイミングなどわからない状態は大きな不安を抱えがちです。その点は、医療者や「親の会」などで先輩のお母様方の体験談を話すことで不安は軽減されることが多いです。

 適切な時期になると、治療の主導権は患者様ご自身に任せ、手を離すことも必要になってきます。心配でつい口を出してしまったり、行動を制限してしまうこともあるかもしれません。 近いところにいて、心配だからこそ、関係性がこんがらがってしまうこともありますよね。そうなると、どう接していけば良いか、迷われることが出てきます。そのもつれを一緒にほどくお手伝いをさせていただければと思います。 家族やパートナーなど近い関係の方が心理的に安定することで、ご本人との関係に変化が生じ、ご本人の安定にもつながります。




当オフィスで行うカウンセリング

1型糖尿病を10歳で発症したカウンセラーがお話しを伺います。慢性疾患を持ち続けるしんどさや、「頭ではわかっちゃいるけど、やめられない」食事や習慣のお話、家族との関係についてなどご本人主体のカウンセリングや、ご家族のみ来ていただくことも可能です。

担当カウンセラーは、村上となります(対応日時:日曜 10:00~19:30まで)