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やまき心理臨床オフィス 立川

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ロールプレイについての考え
ロールプレイ個人指導講座を定期的に行っております。

●なぜロールプレイが必要か

医療現場においては、失敗が許されない現状があります。しかしながら、何らかの技術を向上させるためには失敗を避けて通れません。また、コミュニケーションや面接に関する技術については、講義を聞いたり本を読んだりすることによって、ある程度学ぶことができます。しかしながら、頭でわかっていることと実際にできることは全く別物です。 ロールプレイを行うことにより、失敗をしながらトレーニングを積み重ね、技術を向上させていくことができます。また、頭でわかっていることを実際に身体を動かしながら身につけていくことができます。これら2つのことについては、ロールプレイ以外の方法で代用することは不可能だと思います。ロールプレイを通してのみ実現できることです。

●ロールプレイ研修を行う上で心がけていること

私が、講師としてロールプレイ研修を行う上で心がけていることは、失敗しても恥ずかしくない雰囲気作りです。ロールプレイは楽しいです。ゲームみたいなものです。思い切って大胆なことを試してみられるのもロールプレイだからこそできることです。そのために、ウォーミングアップに十分に時間をかけ、会場の雰囲気を徐々にほぐしていくことに最も心を配っています。ですから、ロールプレイを行う場合には、2時間以上の時間をいただくことにしています。 それから、山本五十六の有名な言葉「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」というのがあります。ロールプレイ研修を行う上で、必要なことがこの言葉に集約されていると思います。私はしばしば自らロールプレイを行ってみせます。上手くいくときもありますが、もちろん失敗もします。ロールプレイは頭よりも身体の方を働かせることが重要です。試行錯誤によって学んでいくのです。ですから、分析や批評は控えるようにお願いしております。「頭でっかちから脱却すること」がロールプレイにおいて必要なことだと考えております。

●ロールプレイは特別なことではない

ロールプレイというと、「私は役者でもないのに恥ずかしい」と思われる方がいらっしゃいますが、そんなことはありません。まず、ロールプレイに演技力は必要ありません。研修内で与えられた役割を負うだけで結構です。

考えてみると、日常生活において役割を負うことはありふれています。例えば、職場に行けば、その職場で与えられた役割を負いますし、家に帰れば家の中で知らず知らずのうちに与えられた(押しつけられた?)役割を負わされていることに気づかされるでしょう。つまり、人は何らかの形で常にロールプレイを行いながら生きていっているとも言えるのです。ですから、ロールプレイは何も特別なことではありません。ただ、日常ではあまり与えられたことがない役割を与えられるだけのことなのです。






 久持 修